城ヶ崎ラプソディー　VOL2 | 東京でダイビングライセンス取得

春には桜が満開になり、ピンク色に染まるクラブハウスの前。
今は、アスファルトの上に、秋の色づいた落ち葉がアクセントになって、彩を与えている。
無機質なグレーの色の上に、黄や茶の落ち葉が、グラデーションとなって季節感のある秋の景観を作っている。
夏に比べ、行きかう人の数も減った、静かな城ヶ崎の一面だ。

が、しかしだな、毎日の落ち葉掃除が、大変なんだよね。
朝掃除しても夕方にはもうあるし。この季節が来たって感じだな。
まぁ、今週はタカシにやらせとけば良いや。

つーか、今日の天気どうなの？
おい、たかしどうなってんだー。
秋の空は「天高く〜」って言うけど、今日の空も、何かすげー近いぞ。
まったく遠くない。
しかも、雨まで降ってんじゃねーか。

「いや、僕にそんなこと言われても・・・。」

いや、きっとお前のせいだね。
他のスタッフの来ていた先週までは、天気よかったから。
きっと、三鷹のスタッフ達もそう言ってるぞ。
まぁ、海が良いのが救いだな。
で、今日の海はどうだったの？

「今日は、八幡野へゲスト6名と行きまして、透明度は15Mぐらいで、よーく見えました。
アジ根まで行くのも、周りが見えて楽チンでしたね。
夏の台風で水底の地形が変わったのもすごく良くわかりました。
生物は、相変わらず、キビナゴの群れ、イナダ、カマス、アオリイカ、
そしてまだ元気な、ミカヅキツバメウオ、クマノミ、など等、めちゃくちゃいっぱいいましたよ。
しかも、すごい所にイロカエルアンコウがいまして、色もちょっと珍しいムラサキなんですよ。」

へぇー、どこに居るんだよ？教えてくれよ。

「じゃ、ちょっと耳を。エントリーしてから○○○で、○○の所に、・・・・居ます。」

ふーん、じゃあ、良く見えていいねー。
来た人には、見せてあげてくれよ。
で、昨日のアイツはまたいたか？

「あー、アイツ今日もいましたよ！みんなの後ろからこっち見てました・・・。
途中で見失いましたけど。」

そいだけ？まぁ、気にしなくても良いだろ。

さて、明日もゲスト来るし、ツアーのゲスト達も来るからしっかり片付けとけよ。
海のチェックも忘れないようにな。それから、てるてる坊主でも作っとけ。

「はぁ、わかりました。」

じゃあ、みんなまた明日ー。