オガと呼ばれて | 東京でダイビングライセンス取得

200906/05

オガと呼ばれて

  • [ 更新日 ]06月05日 18時47分
  • [ 日直 ]
  • [ 水温 ]19度
  • [ 透明度 ]8m
曇り

「俺の右腕知らない?」

「えっ、なになに!?」

「むしゃむしゃ…」

こんばんは、オガです。

今日は朝から雨がしとしとと降っております。
柔らかく、肌に張り付くような雨たちは
僕たちの体を目掛けて飛んできます。

雨ってちょっと可哀想ですよね。
自分達が「あめ」と呼ばれているのかは定かではないですが
空から落ちてくるまでは「あめ」と呼ばれます。
それが恐らく本来の名前。
ところが一転、葉や木々、窓などに張り付いた「あめ」は
その途端「しずく」や「すいてき」と呼ばれてしまいます。
地面に溜まれば「みずたまり」。
挙句の果てに、衣服に張り付けば「しみ」なんて呼ばれます。
「あめ」と呼ばれる間の、短すぎる一生。
すぐにその名を忘れ去られて、誰にも知られず姿を消してく。
そんな雨の一生。
良かった、僕たちには長く呼ばれ続ける名前があって。
いなくなっても、石に刻まれる名前があって。

そんな雨たちが沈む海、八幡野へ本日は潜って参りました。
今日はサカタザメではなくカエルアンコウを狙いに出動です。
カエルアンコウ情報を元に、アジ根へ向かいます。
そうそう、一昨日ぐらいまではまだ八幡野にはダンゴウオがいたそうです。
結構水温も上がってきたのに、新陳代謝は大丈夫?

肝心のカエルアンコウは結果から言うと、見れませんでした。
他のお店の方も見ていないと話しており、いなくなっちゃったかも。
という結論で、帰ってきました。
明日は目撃されるのでしょうか?
いやー、居ても残念。でも、居たら居たで神妙な気分になります…。

明日からは北東の風が吹くとのことです。
う〜ん、嫌な予感が当たらなければ良いのですが。
魔法がかかったように穏やかだった海とは、
今日でお別れなのでしょうか。
明日も水面器に貯めた水のように穏やかでありますように!

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