春濁り!
- [ 更新日 ]04月19日 21時00分
- [ 日直 ]藤田 寛士
- [ 水温 ]16度
- [ 透明度 ]〜3
子供の頃、将来【牛乳屋さん】になりたかったヒロシです。
家の斜め向いにあった牛乳屋さんのおじさんがね、
僕が家の前にいるといつも
『おい!くそボウズ!ちょっと来い!お母さんには内緒だぞ』と言って、ジュースをくれてたんです。幼かった僕には牛乳屋さんは完全にヒーローでした。
そんなヒロシがお送りする本日の城ヶ崎管理人日記のテーマは『春濁り!』
春濁りとは・・・!?
冬の間(1〜3月頃)に水面の温度はどんどん冷やされていき、海底の水温との差がだんだん小さくなります。その寒い時に北西からの季節風が強く吹くことで、温度差の少ない海面と海底とがかき混ぜられて普段は下層に多い栄養塩類が海面近くまで上昇してきます。この栄養塩類がたくさんある状態で3月になり海水面が温められて水温が上昇してくると植物性プランクトンが爆発的に増加していきます。この植物性プランクトンの大量発生の状態が春濁りとなり、海の中が緑色になってしまうのです。春濁りのおかげで植物性プランクトンを動物性プランクトンが食べ、さらに動物性プランクトンを魚が食べることで食物連鎖が成り立ちその恩恵を私たちも受けているので、この時期は我慢、我慢です。
今日もそんな春濁りの海を城ヶ崎当番のヒロシ&コトミで潜ってきましたよ!
場所はIOP!
まぁ緑・緑・緑でしたね!
ラモス瑠偉がヴェルディ時代に『俺には緑色の血が流れてる』と言う言葉を思い出したぐらい緑でした。
なのでロストしないようにゆ〜っくりの〜んびりダイビングをしてすごく気持ちが良かったです!
ウミウシも何匹も見つけてじっくり色々な物を観察できて楽しかったですよ!
日本に四季があるように海の中にも四季があるんです!
みなさん!
今しか感じる事の出来ない春濁りを一緒に楽しみましょう!!!!!!!!